俺に解るように説明する "Godot Engine 3.x" 入門+

ゲームエンジン Godot Engine に関すること。入門とか使い方とかチュートリアルとか、あれとかこれとか。日本語解説。

Godot 玉転がし 10 「せっかく、玉、回転してるんだから、テクスチャ貼ろっかな」

ということで、当初予定にはなかったが、球の回転が見て分かりやすい様にテクスチャを貼ることにする。全身青白いだけだと、回ってないみたいで、ちょっとツマンナイよね、見た目。今回は玉にしか貼らないけど、同様のことをすれば、ステージにも貼れるようになるぞ。
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用意

[1] テクスチャ
好きなテクスチャを用意する。自分で作ってみたが、俺の「病み」 具合が出てるような。。。 これ、何とか心理学とかで使えるんじゃないか? テクスチャの作成であなたの心理状態が丸見えってさ。 f:id:ore2wakaru:20180309200445j:plain
j001.jpg (512 × 512)

[2] インポート
Godotが認識するようにするには、フィルシステムパネルエクスプローラからD&Dするだけでいい。楽チン。
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実際にプロジェクトフォルダを見てみると、素のJPGファイルが入るだけでなく、Godotが認識できるように、おまけのファイルも勝手に出来る。これを画像データの「インポート」というらしい。
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".import"フォルダの中のファイルを実際には使っているのかな~って思うが、どうなん? 実際に開けて見てみてね。


設定ヶ所

[1] MeshInstance
さて、テクスチャを貼るのは、「MeshInstance」ノード。見た目(のカタチ)を決めるのはここだったよね。インスペクターパネルから、MeshInstanceカテゴリ > Material > "<null>"の部分をクリックし、[New SpatialMaterial]を選択。
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まるっこいのが出るので、これをクリック。
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[2] SpatialMaterial
すると、インスペクターパネルは、MeshInstanceの設定ではなく、さっき選択したSpatialMaterialの設定になる。そこから、Albedo > Texture > "<null>"の部分をクリックし、[Load]を選択。
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で、窓が開くので、選ぶよろし。
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それから、テクスチャは、Albedo(発:アルード、意:反射)の項目にあるから注意な。結構探すのに苦労したぜ。


物体の「色」ってのは基本、光を受けたとき、吸収したり、「反射」したりして決まる。テクスチャも色に関係するのでAlbedo(反射)の項目にある。
例えば、リンゴを見て、赤かったとする。これは、リンゴが赤い光を自ら発しているのではなく、太陽光だったり、蛍光灯だったり、外部からの光をうけ、それを吸収・反射して赤く見えるって事なんだよ。初めて知った時はビックリするよね、これ。
また、もっと素人的に考えると、単に赤い色が付いてるから、赤く見えると思うじゃん。違うんだな。赤に見える波長の反射があるからなんだよな。まじ、ビックリ。
もちろん、物体自身が発光してる場合は、また違う項目がある。所謂、マテリアルの設定も奥が深い。それこそ、マテリアルやライティングに関して極めれば、GodotでもUE4に負けないくらいの見栄えができる。
いや、きっと出来るハズ。
だろ? Godot君。


どーよ。これで、球が転がるのが、見て分かりやすい。 f:id:ore2wakaru:20180309220734g:plain